2005年10月3日発売

── それは、死者を導く、特別な猫 ──

「鍵の猫 Niki's Tales」

 著者 : 西門佳里 (さいもん かり)

 講談社X文庫
 価格 578円(税込)

 あらすじ:
 その胸の中には、確かに鼓動する二つの心臓が。
 その足の裏には、細い三日月にも似た一本の余分の指が。
 「鍵猫」は、死んだ人の魂を導くもの、
 導いて向こうの世界に続く扉を開ける者。
 川の流れるその街の「鍵」を継いだのは、
 ニキと名付けられた仔猫だった。
 が、「鍵」となった故に記憶をなくし、成長さえ止まり、
 ましてや扉を開く術など持たないニキ。
 開けなければ、この世界に亀裂が入ってしまうのに・・・・。


「鍵の猫」という小説のカバーイラストを描かせて頂きました。
口絵も、ちょこっとだけ描いてます。

人が描いた作品に、
イラストを描かせていただくお仕事は、はじめての経験だったので、
お話を頂いたときはドキドキしました。

作品に登場する主人公ニキの純粋さ、強い意志を感じる瞳。
そして、ニキの特徴である夜空色の、フワフワした柔らかい被毛を
表現したいと思って心を込めて描きました。

どうぞ、本屋さんで見かけたら手に取って頂ければと思います。

by モーリー



(株) 講談社